2016年5月15日メッセージ

2016年5月15日      「弟子たちが見ていたもの」      使徒言行録1章12~15節

「彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリヤ、またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。」(使徒1:14)
今日はペンテコステ(7週の祭り、五旬祭の日・・シャブオット)で、キリスト教のイースター、クリスマスと並ぶ3大祭りの一つです。ペンテコステとは聖霊降臨(ラテン語)という意味で、教会の誕生日として祝われています。さて、今回注目したいのは、この日まで10日間行われた祈り会についてです。集まった人数は120人ほど。その中心メンバーはイスカリオテのユダを除く、逃げ出した「12使徒」、軽んじられていた「婦人たち」、そして、決して好意的でなかったイエス様の肉親(マタ12:46)でした。彼らは、何に心を合わせ、何を求めて熱心に祈っていたのでしょうか?もちろん、実際のことはご本人たちに聞かないとわかりませんが、推測することができます。何せ、彼らの祈りに答えて、神であらせられる聖霊様が降臨してくださり、この御方の力を受けて、御言葉通り(1:8)、イエス様の証人(弟子)として、出て行ったのです。彼らは、以前と全く違う人になっていました(Ⅱコリ5:17)。その関係において、その性格において、そしておそらく「ボアゲルゲ(雷の子)」が、「愛の使徒」と呼ばれるようになったヨハネのように、感情もコントロールできるようになったのでしょう。彼らは、イエス様を復活と昇天を通して神であると知り、その御言葉が実現可能な真理であると知ったのです。

2016年05月16日