2018年4月22日
2018年4月22日 「せいと?生徒?聖徒?」 コロサイの信徒への手紙1章1、2節
「コロサイにいる聖なる者たち、キリストに結ばれている忠実な兄弟たちへ。わたしたちの父である神からの恵みと平和が、あなたがたにあるように。」 コロサイ1:2
今日から「コロサイの信徒への手紙」を共に学んでいきたいと思います。この手紙は紀元60年頃ローマの幽囚時代(幽囚書簡)にコロサイに行ったことのないパウロが書いたと言われています。その目的は、入ってきた危険極まりない異端に対して、正しい福音を土台とした信仰生活について説くためでした。
さてパウロはこの手紙の「挨拶」において「聖なる者たち(聖徒たち―新改訳)」と呼びかけています。「聖なる者」とはカトリックの言う「聖人」のような特別な人の事なのでしょうか?いいえ。使われている原語「ハギオス」は「分離」という根源的意味があり、「神様の御用のために選び分かたれた人」と言う立場的な意味があります。同時に「神様に対して忠実に生きることができる人」と言う質的な意味もあるのです。繰り返します。私たちは「キリストに結ばれている」から聖なる者であり、「キリストに結ばれている」から従うことができ、「キリストに結ばれている」から、創造主であり至高な御方が父であり、「キリストに結ばれている」から私たちは兄弟姉妹・・神の家族なのです。そして「聖なる者」の特徴は、イエス様のように人を愛することができ、問題ある人が変えられるように祈るのではなく、その人を愛し受け入れることができるように、祈れることです。