2018年4月29日

2018年4月29日                 「神様と永遠」                      コヘレトの言葉3章1~11節

「神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた」 (口語訳 伝道の書3:11)
皆さんは、トレンド(時代の潮流や流行)に乗るのは好きでしょうか?私は、最先端の服や物を身に付けたいとは思わないのですが、あまりに大昔の服とかを着るのは、周りの人のためにやめておこうと思うくらいです。流行りは時の経過と共に変化していきます。しかし、私たちが生かされている「時の流れ」は、変えることは出来ません。流行のようにもう一度やり直すことも出来ないのです。そしてその「時」を支配しておられるのは神様です。日野原先生は、命は目に見えないが私たちが持っている時間だからだと言われました。神様はまた私たちに永遠を思う思いを与えてくださいました。永遠という概念は、分かっているようで本当は分からないものではないでしょうか。神様にとっては「一日は千年のようで、千年は一日のよう」(Ⅱペトロ3:8)。私たちは人生80年ほどを一日のようだとはとても言えません。でも、何かを思い出す時はまるで昨日の事のように思えることがあります。永遠を思う思いが与えられているということは、神様の憐みだと言う他はありません。永遠という観点から見ると、時の流れは止まったようかも知れませんが、刹那に生きる人間には、ものすごく速い流れに思えます。その中で、神様は「永遠の腕」(申命記33:27)をもって私たちを支え、イエス様の恵みによって、永遠の中に組み入れてくださるのです。

2018年04月29日