2018年11月4日

2018年11月4日               「古い人を捨て、新しい人を着る」             コロサイの信徒への手紙3章5~11節

「古い人をその行いと共に脱ぎ捨て、造り主の姿に倣う新しい人を身に着け、日々新たにされて、真の知識に達するのです。」(9、10節)
 今日の箇所には、3つの「捨てる」が出てきます。①みだらな行い、不潔な行い、情欲、悪い欲望、および貪欲・・悪い習慣や依存など外側の事。②怒り、憤り、悪意、そしり、口から出る恥ずべき言葉・・否定的な言葉や悪い感情など内側の事。③古い人をその行いと共に・・「行い」とは具体的には①・②を指します。重要な事は、悪い習慣や依存、また感情のコントロールなどかなり難しいことが、古い人を着物を脱ぐように脱ぐことができるようになることです。厳寒の地では、いくらボロ服であってもそれを脱いだら死ぬかもしれないので脱ぐことができませんが、そこに暖かそうな新しい服があれば着替えることができます。多くの常緑樹も新芽が形成され、それに押し出されるようにして古い葉が落ちるのです。この箇所を詳訳聖書で見ると「あなたがたは、古い<新生していない>自己を、その悪い行いといっしょに、脱ぎ捨てて、新しい<霊的な自己>を着たからです。その<新しいもの>は、それを創造されたかたのかたち<似像>に従って、新しくされる<かたちを作り直される><過程の中にいつもあり>、知識<の上にまたより十分でより完全な知識>に達するのです。」となります。先日お配りした「霊的な旅のロードマップ(Ⅰヨハネ2:12~14)」では、「若者として強く成長している」段階に当たると思います。神の子どもとして新生し、御子イエスの御血によって、罪からも傷からも不義(目的、思想、行動において彼のみこころに沿わないいっさいの事・・詳訳聖書Ⅰヨハネ1:7~9)からもきよめられた・・すなわち御心にまっすぐ向かう事ができるようになった私たちは、神様の愛に満たされ、御言葉に従う力が与えられるのです。

2018年11月04日