2016年6月5日

2016年6月5日    「天からの言葉」        ヨハネによる福音書3章31~36節

「わたしたちは知っています。神の子が来て、真実な方を知る力を与えてくださいました。わたしたちは真実な方の内に、その御子イエス・キリストの内にいるのです。この方こそ、真実の神、永遠の命です。」(Ⅰヨハネ5:20)
バプテスマのヨハネは、偉大な人物でした(マタ11:11)。しかし、地に属する者だったのです。地に属するとは、その言葉に真理が含まれていても、真理全体ではないし、真理について語っても、真理そのものではないということです。少し難しい言い方をしましたが、地に属する人の言葉は、どんなにその思いが強く、正しくても実現には至らない・・むなしいのです。しかし、
  「そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も
   むなしくは、わたしのもとに戻らない。
   それは私の望むことを成し遂げ
   わたしが与えた使命を必ず果たす。」(イザヤ55:11)
と書いてあるように、天から来られた方・・すなわち、イエス様の言葉はそのまま100%信じることができるのです。ではイエス様は何のためにこの地上に来てくださったのでしょうか?それは、「御子を信じる人は永遠の命を得ているが」(36)と書いてあるように、この地上でのやがて消え去ってゆく仮の命ではなく、どんな状況の中でも・・たとえ「死」という状況の中でも変わることなく、喜びと感謝に満ち溢れたポジティブの塊のような真の命を与えるためなのです。本気で信じていますか?信じているならその命はすでに私たちの内にあるのです。そしてこの命を活かすための約束の言葉が聖書に満ちています。この命と約束に注目して日々の生活を営んでいきましょう。

2016年06月06日