2019年1月13日
2019年1月13日 「塩で味付けされた快い言葉」 コロサイの信徒への手紙4章2~7節
「時をよく用い、外部の人に対して賢くふるまいなさい。いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。」 (コロサイ4:5・6)
さて、「コロサイ」という小アジアにある、小さな町あてた手紙もいよいよ終わりに近づきました。ここでは正しい福音が語られました。特に食べ物や、安息日、月・日の規定、また、神の言葉ではなく幻や神秘体験、独りよがりの禁欲主義から解放するためです。「神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すことなく御子の内に宿らせ、」(1:19)と書いてあるように、キリスト・イエスで十分だと言ったのです。その後、具体的なクリスチャン生活について記しています(3章)。その結論は家族や仕事など身近な関係についてです。今日の聖書の箇所は、勧めの言葉として①内部の人に対しては、ひたすら祈ること、祈ってもらうこと。・・なぜなら、神様の御心を行うためには、神様の助けが必要だからです。②外部の人に対したは、チャンスを逃さず、塩で味付けされた快う言葉で福音を語ること・・なぜなら、福音はすべての人に必要ですが、それを届けるのには工夫が必要だからです。「塩で味付けされた・・」とは、例えば食べる人が「美味しい」と感じる料理のことです。御言葉が素材であれば、材料としては十分でしょう。後は素材を活かして調理し、相手が好む味付けをすることです。基本は塩です。細かいことを言えば料理を出すタイミングも必要でしょう。6節に書いてあるように「一人一人」を観ることが大切です。