2019年2月3日
2019年2月3日 「福音の土台」 使徒言行録1章1、2節
「すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、ほうむられたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと 、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。」Ⅰコリント15:3~5)
今回から、「使徒言行録」を学んでいきたいと思います。この巻は神様が完成して下さった「福音」を土台にして、教会が誕生し、それが異邦人に伝えられ、世界の中心であるローマに伝えられていく歴史をつづった歴史書です。そして「使徒言行録」(十二使徒たちの言行を記録したもの)という表題ですが実際は、使徒ペトロと異邦人伝道者パウロを中心に物語は展開していきます。さて今日は「福音の土台」について考えてみたいと思います。イエス様はこの地上で三十三年半の生涯を送ったと考えられます。そのうちの三十年は家業の大工を継ぎ、母マリアと弟妹たちを養っていたようです(マタイ13:55)。その後、公生涯にたたれ神の国を宣べ伝えられ、多くの病気や苦しみを癒され、悪霊から解放されました。まt、十二人をはじめ多くの弟子たちを育てられました。しかし、「福音」はそれらの良い事、すばらしい事ではなくて、イエス様の十字架と復活なのです。何故でしょうか?一言で言えば「律法」を完成されたからです。「罪なき御方」の贖いによる罪の赦しと、行いではなく(613か条の律法と口伝律法)、愛による(マタイ22:34~39)完成(律法を完全に守り切る)とその祝福、そしてこの律法は、始祖アダムの罪の現れであるので、十字架の御血は、すべての人の救いになるのです(ロマ5:12~21)