2019年3月31日

2019年3月31日               「基督教は、外国の宗教?」                 ローマの信徒への手紙5章12~21節

「こうして、罪が死によって支配していたように、恵も義によって支配しつつ、わたしたちの主イエス・キリストを通して永遠の命に導くのです。」(5:21)
 「キリスト教は、外国の宗教でしょう。家は代々仏教ですから。」と言われる方がおられます。突っ込みどころ満載の表現です。「外国ってどこですか?」と聞いてもアメリカ?ヨーロッパ?と答えられるそうですが、実は中東のイスラエル国(紀元70年に滅亡、1948年に復興)が発祥の地です。仏教も、外国のインドが発祥の地で日本には、中国経由で6世紀中ごろ伝わったと言われています。やっぱり外国の宗教では?そうではありません。「一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように・・」(12)と書いてあるように、「一人の人」とはアダムのことです。聖書によると、人類の最初の人はアダムとエバとなります。神話?あながちそうとも言えません。人類は「ミトコンドリア・イブ」と呼ばれるアフリカにいた一人の女性から生まれたという説もありますから。それはともかくとして、彼らは「ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」(創世2:17)と戒められた木の実を食べてしまったのです。それから人は、「死すべき者」にりました。しかし、「最後のアダム」(Ⅰコリ15:45)であるイエスは、十字架刑と言う身代わりの罰を受けることによって、私たち人類を永遠の命の導くのです。肉体派滅んでも魂は生きるのです。そして魂には、迎えてくれる方も場所もあるのです(ヨハ14:1~3)。これが希望なのです。

2019年04月03日