2019年5月5日
2019年5月5日 「一つの言葉への回復」 使徒言行録2章5~13節
「人々は驚き怪しんで言った。『話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。・・彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。』」(2:7~11)
受難週が終わり、イースターが終わりました。やっと春らしい春が来たように思います。今日の聖書は、奇遇にもペンテコステの出来事です。今年は6月9日なので少し早いですが、内容を見て行きましょう。前回は聖霊様が「一同が一つになって集まっていると・・」おそらく「心を合わせて熱心に祈っていた」120名ほどの人々に臨んでくださいました。今回は、弟子たちではなく外の人々に働かれた御業を見て行きましょう。①人々を驚かす・・「あっけにとられてしまった。」「人々は驚き怪しんで」 彼らの言葉は、多くの人々に衝撃的な驚きを与えました。神様の御業は普通ではありません。御言葉はもちろん、良心にすら従うことが出来ない自分が、「ダメだ、ダメだ」と人から言われ、劣等感の塊のようになっていた私が、自分どころか人を愛することが出来るようになる。驚きです。②一つ言葉への回復・・これは賜物としての異言ではありません。「主がそこで全地の言葉を混乱させ」(創世記11:9)られたバベルの塔での出来事の回復です。ここで神様は一つのメッセージ、世界共通語である「福音」を語られたのです。③新しいぶどう酒・・あざける者の言った言葉です。彼等は理解できない神の業を理解できる「酔う」に置き換えたのです。しかし人は酔うことにより、「無我夢中」になれるのです。