2019年5月12日
2019年5月12日 「母の愛と神の愛」 イザヤ書49章15節
「女がその乳飲み子を忘れて、その腹の子を、あわれまないようなことがあろうか。たとい彼らが忘れるようなことがあっても、
わたしは、あなたを忘れることはない。」(イザヤ49:15)
母の日に、皆さんは、何らかの形でお子さん達から、感謝の気持ちを表わして頂く事と思います。私は幸いにも、実母と義母の二人共健在ですので、今年は定番のカーネーションを贈ることができました。でも今年は、お母さんに感謝を表わしてくれるはずの幼いお子さん達が、相次いで事故で亡くなっています。たとい2歳や3歳であったとしても、生まれて来てくれて、どれだけ愛情を注いで来られたことでしょうか。お母さんの悲痛な叫びが聞こえてくるようです。
今日の聖書の箇所は、紀元前750年くらいに預言者イザヤの書いた神様の言葉です。自分のお腹を痛めて生んだわが子のためには、自分の命まで差し出す覚悟もある母の愛を感じますよね。けれども、この世で最も美しく気高いと思われていた母親の愛でさえも、何かおかしくなっています。わが子を虐待したり、ネグレクトしたりして殺したりというのが後を絶ちません。しかし、母親が万が一忘れることがあったとしても、神様はあなたを忘れないと言ってくださるのです。