2019年7月14日

2019年7月14日                    「赦すという事」                マタイによる福音書18章212~35節

「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。」 (マタイ18:22)
先日も、悲惨な事件が起こりました。埼玉県所沢市で、友達の家でテスト勉強をしていた中学2年の男子生徒が、同級生の少年に刺されて死亡しました。殺された生徒の遺族は、「犯人を許さない」と言われてたそうです。いじめを受けていたのか、詳しい事は分かりませんが、愛する家族を殺された側として当然の言葉と言えるかも知れません。私も、はらわたが煮えくり返るような思いをした人を赦すという経験が何回かあります。家族に対してはつい、またですか?とか、ほんまに何回も繰り返して、バカにしてるの?と思ってしまい、いい加減にしてよ!という言葉が出てきます。イエス様がペテロに言われた上記の言葉はどんな意味でしょうか。7回同じ人を赦すのも大変なことですが、頑張って490回までは赦しなさいでしょうか。この後の例え話に表されているように、私たちはイエス様によって、大きな罪過を赦して頂いている者として、赦す者とされましょう。何回同じことをするのか!と思った時、具体的に、その人が何回か何十回か何百回?か、記憶に蓄積されていることを忘れ、ゼロにする努力をしてみましょう。思い出すのは、イエス様がこんな自分をどれだけ赦してくださっているかだけで十分なのです。イザヤ43:25、ミカ7:18

2019年07月14日