2019年8月18日
2019年8月18日 「無学なただ人・・されど」 使徒言行録4章13~21節
「神は世の取るに足りない者や軽んじられている者を選ばれました。すなわち、力ある者を無力な者にするため、無に等しい者を選ばれたのです。」
(Ⅰコリント1:28)
ペトロとヨハネを裁判にかけたのは、サンヘドリンと呼ばれる大祭司を裁判長とした71人の人々でした。彼らには権力があり、地位があり、知識があり・・イスラエルの民の代表者です。その彼らが裁判にかけている2人が「無学な普通の人であることを知って驚」いたのです。それ程、2人は適切な弁明を堂々としてはばからなかったのです。そして彼らは、黒いカラスを白だと言いくるめられるほど絶対的な力があったにもかかわらず、自分たちの意に反して処罰も出来ず、ただ脅して釈放したのです。無学な普通の人の完全な勝利でした。なぜこのようなことができたのでしょうか。普通ではありえない、生まれつき足の不自由な男の人を癒した規制以上の奇蹟です。①たとえ知識がなくても、聖霊様が語る言葉を与えてくださるのです。・・サンヘドリンの先生方は、持っている知識や知恵を伝統の維持や自分たちを守るために使おうとしましたが、彼らは真実を語ったのです。「会堂や役員、権力者のところに連れていかれたときは、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配してはならない。言うべきことは、聖霊がその時に教えてくださる。」(ルカ12:11,12)②地位や権力を持っていなくても、事実を持っていれば恐れることはないのです。私たちにとって、神様との関係における事実は何でしょうか?それは「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し」(Ⅰヨハ4:10)て下さったのです。この事実に留まりましょう。③無学な普通の人でも、イエス様が共にいて下されば、力ある者にも打ち勝つことができるのです。Ⅰヨハ5:5.信じましょう。