2019年11月24日

2019年11月24日                   「聞くこと」                           アモス書8章11節

「実に、主のことばを聞くことのききんである。」(8:11新改訳)
最近、主人から度々、耳が遠いと言われます。補聴器を付けた方がいいのではとも言うのです。確かに、まだ静かな部屋でだれかの話しを聞くのは容易いですが、色んな音が飛び交っている中で、話しを聞くのは苦手で、とてつもなくエネルギーを使います。人間は約2万Hzまでの音を聞くことが出来るそうですが、犬の聴力は約3万8千Hzまでの音域を聞き取ることが出来ると言われています。何と犬は人間の約2倍近くの音域を聞き取ることが可能なのです。しかし、聞こえる聴力よりも大事な「聞くこと」があります。大切なことは、語る人の意図を知って聞く事なのです。聞くという言葉は、英語ではhearとlistenがあります。hearは「自然と耳に入って来る時」に使われ、listenは「声」や「音」「話」などに自ら耳を傾け、意識的に、時には集中していく場合に使われます。どちらかと言うと、日本語の「聞く」はhear、「聴く」はlistenに近いようです。私も傾聴ボランティアを少ししていますが、なかなか大変です。自分から話してくれる人はまれなのでついこちらから質問したり、話題を提供してしまいます。神様に対してはどうでしょうか。神様のお言葉を、ただ聞き流すhearしていますか?それともlistenしていますか?神様のお心を伺っているでしょうか?

2019年11月27日