2016年9月11日
2016年9月11日 「御父・・即ち御子の願い」 ヨハネによる福音書5章19~30節
「はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。」(ヨハネ5:24)
あなたは、父なる神様と子なる神様・・イエス様のことをどのように
思っていますか?イエス様は優しそうだけど、父なる神様は厳しそうで、おっかなくて・・などと思っていませんか?この箇所では父なる神様と子なる神様の御心は同じであると書いてあり、しかもそれは力による主従の関係ではなく、愛と信頼の関係であると書いてあるのです。父なる神様・子なる神様・それに聖霊なる神様で、三位一体という言い方をします。これは神学用語で真理ですが、言葉で正確に表現することはできません。この真理の一部を表現するのに「水の3様態」の例えや「太陽」の例え、「会話」の例えを用いたりします。それはともかくとして愛に満ちたこの御方が、神であるゆえに人を裁くのです(申命1:6、32:39、サム上2:6)。裁くと言っても、悪いところを見つけて罰を与えると言うのではなく、「捌(さば)く」とも書くように善を行った者と、悪を行った者に分けそれぞれに報いを与えるのです。では、何が善で何が悪なのでしょうか?分りません。神様だけが御存知です。しかし、イエス様は「わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は・・」と言われました。また「神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。」(Ⅰテモ2:4)と書いてあります。「私は、大丈夫だ。」ではなく、「私は、救われる必要がある」と頼ることが大切です。神様はそのような人に「永遠の命」を与えられること、これこそが本当の願いであられるのです。