2016年9月25日
2016年9月25日 「五つのパンと二匹の魚の奇跡」 ヨハネによる福音書6章1~15節
「さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。」
(ヨハネ6:11)
4福音書の中で唯一共通して記されているのがこの奇跡です。この「五つのパンと二匹の魚」の奇跡の出来事はよく知られていて、わざわざ説明しなくてもよいほどです。しかし、大切なのはこの奇跡物語やその解釈を知っていることではなく。ここから何を受け取るかです。①主は私たちを満たして下さる御方(フィリピ4:19)。この御方についていきさえすれば、たとえ御心は違っても(事実イエス様は群衆とではなく、弟子と過ごしたかったのです。)、憐れみ深い御方ですから私たちの必要を満たし、溢れさせて下さるのです。②主は信仰の完成者なる御方(ヘブライ12:2)。フィリポの「二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう」という信仰も、「アンデレの「ここに大麦のパン五つと魚二匹・・何の役にも立たないでしょう。」と言う信仰も主は完成へと導いて下さる。③主は献げることを求められる御方(ルカ21:1~4)。大麦のパン五つと二匹の魚は、貧しい者の食事であり、少年とは大人にとって量的に足りない物でした。つまり、人前に質的にも量的にも足らないものであっても、100%献げるならば、主は祝福して下さり、男だけで5千人もの人々をあなたによって満たして下さるのです。