2017年1月
2017年1月15日 「罪からの解放」 ヨハネによる福音書8章1~12節
「イエスは言われた。『わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。』」(ヨハネ8:11)
使徒ヨハネは、福音書の中で「光」と言う語をよく用いています。光は闇の中で輝くからです(1:5)。そしてイエス様の「命の光」は人の内にある「死の闇」を照らし出します。「姦通の女」の出来事はまさにそのような場面でした。律法学者やファリサイ派の人々は、自称義人であり律法を盾に人々を罪に定めました。定めてどうするかと言えば、自分たちのコントロール・支配の内に置くためです。その魔の手は、この女の人だけでなくイエス様にも及びました。彼らは「こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」とハイかイイエの答えを迫ったのです。それに対し主は、「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」と問うことにより「影響・選択」を与えられたのです。人が成長するのを助ける。と言う視点においては、コントロールは、支配であり、影響は自由です。なぜならコントロールは・今すぐの結果を求める。・1時的な変化・変化をもたらすのに最も非効率的・相手を尊重しないwww.findyourday2.com(クロスローズテキストから引用)。影響・選択はその反対です。結果的に自称義人であった彼らを始め、この場にいたすべての人が、イエス様の光に照らされて(影響されて)闇であることを悟ったのです。しかし、実際罪から解放されたのは、止まったこの女の人だけでした