2017年5月7日

2017年5月7日             「本当に新しい掟」            ヨハネによる福音書13章31~35節

「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」(ヨハネ20:13、35)
「愛」が大切なことは、律法の専門家が「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」との問いに、「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』・・『隣人を自分のように愛しなさい。』(マタイ22:35~40)と申命記6章5節とレビ記19章18節を引用して答えられたことで明らかです。さらにイエス様は旧約聖書の中心にあるのは「愛」だと言われたのです。ではイエス様が言われた「新しい掟」とは質的に決して古くならない掟のことなのでしょうか?もちろんそのことも含むかもしれませんが、ここで言う「新しい」とは本当に新しいのです。なぜなら三位一体の神であらせられる
イエス様御自身が「わたしがあなたがたを愛したように」と言われたからです。では何が新しいのでしょうか?①同じ目的に向かって助け合う愛・・この戒めはユダが出て行ったあと語られました。人の善悪は別にして、ユダは他の十一弟子と違う目的を持っていたのだと思います。同じ方向に向かわなければ進むことが出来ません。教会も同じです。②互いを敬う愛・・イエス様は、人の罪の身代わりの十字架こそ栄光だと言われたのです。それは神様が人を大切に・・畏れ多いことですが尊んでくださったのです。③相手の最善を願う愛・・上手に聞いてください。十字架は犠牲ではなく、私たち罪人を生かす,最善の方法だったのです。

2017年05月22日