2017年5月28日
2017年5月28日 「ゆるし」 マタイによる福音書18章21~35節
「神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。」(エフェソ4:32)
借金をされたことがあるでしょうか。私共も笠岡時代、色んな所から借金をして大変苦しい所を通らされました。今なお、妹夫婦からの借金を毎月返済しているところです。少しずつ返していける額だから、何とか続いていますが、それがあまりにも莫大なものだとしたらどうでしょうか?大体そんな大金、返せる力がない人に貸すなよ!と言いたくなりますよね。しかし、よく聖書を見ると、私たち人間はみんな、神様からとてつもない借金をしているのだと言っているのです。そんな大金どうするんだと心配されるでしょう。安心してください。その借金はとても返せるものではないし、返す必要がなく、有難く感謝して、頂戴するだけでいいのです。この借金とは、人間一人一人が持っている罪が、神の御子キリストによって、赦されたことを意味します。これは、最も重要な福音の核心です。この故に、様々な人間関係がある中、互いに赦し合いなさいと求められているのです。赦すということは、消し去る(イザヤ44:22),忘れる・思い出さない(エレ31:34),遠ざける(詩篇103:12),海の深みに投げ入れる(ミカ7:19),無限に(詩篇103:12),全く(コロ2:13),即座に(イザヤ6:7)赦されるのです。イザヤ43:25,エペ4:31,32