2017年6月4日
2017年6月4日 「変えられた弟子たち」 使徒言行録2章14~21節
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリヤの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒言行録1:8)
今日は、ペンテコステ礼拝です。2千年ほど前のこの奇跡的な出来事(使徒2:1~4)によって教会(目に見えない、聖なる公同の教会)が、誕生しました。勿論これは聖霊様の御働きですが、弟子たち‥特に中心となった12弟子たちの働きを無視することはできません。聖霊様の御働きで弟子たちが変えられたのではなく、弟子たちが自分たちを変えたために聖霊様が助けられたのです(参照ヨハ14:16「助け主」新改訳聖書)。3年半イエス様と共に生活し、語られた御国のメッセージ、しるし(ヨハ2:11)として現された奇跡を目の当たりにし、さらに最後の敵である死を滅ぼして(Ⅰコリ15:26)復活された主に御出会いしても、「イスラエルの国を建て直してくださるのは、この時ですか」(使徒1:6)と考えているのは自分の国・・自分たちのことだけでした。しかし彼らは・・
①イエス様の御言葉を受け入れました。御言葉は、神様の御心です。この世の概念とは違います。御言葉に従うとはこの世の概念、常識、今まで生きてきた糧に死に、神様の概念・御心に生きることです。弟子たちはイエス様の証人になるためにそのように決心したのです。②祈りました。・・彼らがしたことは心を合わせ、ひたすら求める祈りではありませんでした。もしそうならもっと多くの人が参加したでしょう。彼らがしたのは、苦手な人と心を合わせる悔い改めであり和解の祈りだったのです(1:14)。③一致による宣教。・・宣教は聖霊様の働きです。弟子たちは、利己心からではなく言葉を与えられた一人の人を立てたのです。