2017年7月30日

2017年7月30日           「その方が来られるとき」                ヨハネによる福音書16章4b~15節

「その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。・・しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。」

                                                    (ヨハネ16:8,13) 
「ただわが霊によって」(ゼカ4:6)と書いてあるように、キリスト教は自分の力ではなく、その方・・すなわち神様によって事を成すのです。この時弟子たちの
心は悲しみで満ちていました(6)。イエス様と別れるだけでなく、世から憎まれると予告されたのですから・・。確かにイエス様は言われました。「わたしはあなたがたを遣わす。それは、オオカミの群れに羊を送り込むようなものだ。」(マタ10:16)と。しかし、その羊がオオカミの群れを制してきたのがキリスト教の歴史なのです。なぜなら羊と共に羊飼いなるお方がおられるからです。このお方はまず私たちクリスチャンの目を開いてくださいます。今まで罪だと思わないことを「罪」だと気づき、自分が正しいと思っていたことがイエス様以外に「義」なるお方はいないと悟らせ、恐れや憎しみではなく、ただ愛によって家庭や社会を形成してゆく・・この愛こそが、世の支配者や、「この世を支配する者」(エフェソ2:2)すなわちサタンを裁くことを確信させるのです。「あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする」(ヨハ8:32)と書いてあるように私たちは聖霊様によって、自らを由とする解放と自信が与えられるのです。

2017年08月02日