2017年8月20日
2017年8月20日 「世に勝ったお方」 ヨハネによる福音書16章25~33節
「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」(ヨハネ16:33)
イエス様が十字架につけられたとき、それはまさにこの世の勝利であるかのように見えました。十字架は祭司長たちの妬みに起因したからです。しかし、その前日にイエス様は弟子たちに「わたしは既に世に勝っている」と言われたのです。「世に勝つ」とはどういう事でしょうか?何によって世に勝たれたのでしょうか?イエス様は宣教の始めに「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1:14)と言われました。また「実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」(ルカ17:21)ともいわれました。戦いは「神の国VSこの世」です。ではこの2つの違いは何ですか?神の国は復活であり、この世は肉体の死で終わります。神の国は存在そのものを価値と認めますが、この世は社会の役に立たないと認めません。神の国は、与え、散らし、充足し、協力し、動機を大切にし、影響を与えます。それに対しこの世は、受けることを求め、自分に集め、不足を感じ、自分が特別であることを求め、結果を第一とし、支配したがります。
私たちクリスチャンは、この世から選び分かたれ、神の国を拡大するために遣わされたのです。そこには当然戦いがありますが、主は勝利者なのです。