2017年9月3日
2017年9月3日 「最後の祈りー御自身のため」 ヨハネによる福音書17章1~5節
「イエスはこれらのことを話してから、天を仰いで言われた。『父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、
子に栄光を与えてください。』」(ヨハネ17:1)
イエス様は最後のお言葉で、メッセージの目的、これから起こること、そして励ましの約束をされました。「しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」(16:33)しかし、これで終えられたのではありません。最後に祈られました。御自身のために(1~5)、弟子たちのために(6~19)、信じる人々のために(20^26)です。何故祈られたのでしょうか?それはどんなに真理を正しく理解したとしても、自分の力だけでは実行することが出来ないからです。
私は昨日、親戚の結婚式に行ってきました。式場は、日本基督教団 神戸教会で、菅根牧師が司式をしてくださいました。その中で牧師は、「結婚は、その制度の中だけで維持されるものではない。神様の祝福と皆さんの祈りがなければ、本人たちの決心だけでは難しい。」などと言われました。私たちのクリスチャン生活も同じです。「祈り」がなければどんなに聖書(真理)を理解し、それを実行しようと決心しても難しいのです。イエス様はまず御自身のために祈られました。 ①「あなたの栄光を現すようになるために」(1)」。・・イエス様にとって栄光とは「十字架」のことです。避けようと思えば避けれますし、イエス様には必要のないことでした。しかし、「十字架」こそ御自分の使命、神様の御心と信じて担われたのです。あなたの天命は何ですか? ②「永遠の命を与えることが出来るのです。」(2)・・永遠の命とは神様の命を共有することです。私たちにも共有すべき賜物が与えられているのです。 ③「父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。」(5)・・ここでの栄光は、「復活」抜きでは考えられません。私たちにも復活(11:25・26)永遠の住まい(14:2・3)の約束が与えられているのです。