2017年9月17日

2017年9月17日           「最後の祈り―弟子たちのため」           ヨハネによる福音書17章6~19節

「わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えて下さった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つになるためです。」(ヨハネ17:11)
イエス様は、100%神様です。しかし、同時に100%の人でもあるのです。ここでイエス様は弟子たちの師匠として、神様に祈られました。ここに弟子たちの先輩として、模範としてのイエス様のお姿があるのです。イエス様は3つのことを祈られました。①わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。(11)・・・1つになるとは、単に自分を抑えて相手に合わせることではありません。「わたしたちのように」書いてあるように、イエス様と父なる神様の関係のように愛と敬いによる一致なのです。それはまた神様に従うことによって与えられる一致でもあるのです。②彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守って下さることです。(15)・・・イエス様はかつて「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。」(マタ10:16)と言われました。確かにこの世では戦いがあります。しかしイエス様は戦いから解放されるのではなく、悪い者から守られることによって勝利することを願われたのです。③真理によって、彼らを聖なる者としてください。(17) ・・・「聖」は、聖別と言う意味と、聖に満たされるという意味があります。私たちの心も、霊も、体も真理の御霊様(14:17)に満たされて、世や悪しき者たちに勝利し、一致を保っていきたいと思います。

2017年10月01日