2017年10月22日

2017年10月22日                「聖書の知識とその実行」            ルカによる福音書10章25~37節  

「行って、あなたも同じようにしなさい。」(ルカ10:37)
先の聖会の講師の笠見先生は、聖書を100回以上通読されていらっしゃるとのこと。すごいですね!!また、色んな所に出掛けて、様々な学びをすることも、素晴らしいことですよね。私も、洗礼を受けて今年で43年になりました。まっ、最初の頃の知識よりは、少しは増えたように思います。律法学者というのは、ある意味正しい聖書の知識を持っていたし、実際聖書をよく知っていました。そのような知識があるということは、それを実行している人だと一般に見られていましたし、自分たちもそのような人物だと思い込んでいたようです。しかし、イエス様は、律法を守っていると思っていても、実は守れていない、本当の姿を知らせられ、自分の理解がいかに狭いものかを、見事なたとえを通して教えられたのです。それは、ある人が旅の途中で追いはぎに襲われ、半殺しされるところから始まります。そこに3人の人物が時間差で通りかかり、3人三様の対応をします。祭司とレビ人とサマリア人です。隣人という捉え方も狭く、ユダヤ人の同胞に限定していた彼らにとって、サマリア人は混血の外国人で、ユダヤ人の隣人規定に含まれないのに、ユダヤ人の隣人になってくれたというのです。詰まる所、律法の行き着く所は裁きでしかありません。その律法を超えた所にある律法自体を定められた御方の御心を知り、実行することが重要なのです。

2017年10月24日