2017年11月5日

2017年11月5日           「指導者の苦悩」                ヨハネによる福音書18章38~40節

「イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。『わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは真理を知り、真理はあなたを自由にする。』」

                                                      (ヨハネ8:31,32)

ここで私たちが問い、また知らなければならないのは3つの事です。 ①あなたは、ピラトのように選択の自由があることを知っていますか? ②あなたは、何を恐れていますか? ③あなたは、真理を知って自由になっていますか?イエス様は夜中に不当に逮捕され、元大祭司であるアンナス、現大祭司カイアファ、最高法院のもとで非公式の宗教裁判を受け、明け方になってからローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督ピラトのもとに連れていかれました。理由は簡単ユダヤ人には「人を死刑にする権限」がないからです。言葉を変えて言えばピラトこそ人の生死を選択できる唯一の権限が与えられていた者なのです。しかし、彼はイエス様が無実であることを確信し、彼らがイエス様を引き渡したのが妬みであることを知っていながら(マル15:10)、その権限を行使することをせずとうとう反逆者バラバ(今流ではテロ)を釈放し、イエス様を死刑に処せざる得なくなったのです。彼は何を恐れていたのでしょうか?彼はローマ帝国から与えられた自分の権力の座を失う事でした。彼は「真理だと?真理とは何だ。」(リビングバイブル)・・ピラトは自分の経験上かもしれませんが真理なんてこの世にあるものか、と言ったのです。あなたはどう思いますか?聖書はイエス様こそ真の神であり、真の人であり、この御方に従うなら私たちも真の自分を取り戻し、どんなことにも揺るがず、自分の意志で決定できる自由な者となるのです。

2017年11月05日