2017年12月10日
2017年12月10日 「ヨセフの選択」 マタイによる福音書1章18~25節
「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる』この名は、『神は我々と共におられる』と言う意味である。」
(マタイ1:23)
昨日「第13回相生市民クリスマス」が、相生カトリック教会で行われました。そこで石原牧師が、神様は痛むために・・十字架にかかって苦しむために人の世に来て下さった。それがクリスマスの出来事だと言われました。その通りだと思います。そしてその十字架によって人類の歴史が変革しました。聖書は神様によって変革した人がたくさん出てきます。クリスマス物語に出てくるヨセフもその一人です。イエス様の名義上の父であるヨセフは、マリアと婚約していました。2人にとって幸せな時だったでしょう。にもかかわらずマリアのお腹大きくなり、妊娠していることがはっきりしてきました。「ヨセフは正しい人であった。」(19)と書いてあります。本来なら聖書に書いてあるようにマリアを姦淫した女として石打にしなければならなかったでしょう(申命22:24)。しかしマリアを愛していたヨセフにはできなかったのです。そこで散々苦しんだ挙句離縁することを選択したのです。そしてここから本当のクリスマスの物語が始まるのです。その夜天使が夢に現れて事の次第を明らかにしたのです。ヨセフはマリアを妻に迎え入れました。彼も変革を経験したのです。主は正と愛で苦しんだ彼に「インマヌエル」の預言を明らかにされたのです。