2017年12月17日
2017年12月17日 「御子の誕生の意味」 ルカによる福音書2章1~14節
「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。
この方こそ主メシアである。」 (ルカ2:10、11)
西暦は、イエス様の誕生が基準となり、誕生以前(BC)と以後(AD)に分かれています。ですから、今から2017年前のことです(正確には多少ずれはあるそうですが)。1、処女による誕生:生理学上はあり得ないことです。しかし、天地万物を創造・維持・支配しておられる神様にとっては、いとも簡単なことなのです。そして、この方法以外にはメシアとはなれないのです。2、皇帝の勅令:結婚後6か月で子どもを産むのは、あまりにも早く、詮索好きな村人たちから怪しまれることがないために、絶妙のタイミングだったと言う他はありません。同時に、預言の通り、ベツレヘム生まれることになります。3、民全体のための誕生:住民登録をするための人々でごった返していたため、普通の宿はありませんでした。結局、産まれた子どもを飼い葉桶で寝かせるしかない家畜小屋で、出産することになります。この致し方無い状況が、実は、重大な意味があったのです。仮に普通の宿屋であったなら、仕事の性質上、律法や人々が付加した規則を守れないために社会的に冷遇されていた羊飼いたちは、駆け付けることは出来なかったでしょう。御子の誕生の様は、この世でどんなに低く貧しい境遇に置かれた人も含め、まさに全ての人のために生まれてくださったことを意味するのです。御子の誕生に、関係ない人は、誰一人いないのです